FXとは？FXについての基礎知識！FXをこれから始める方へ
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ここではFXを始める際に、調べて知った内容のFXについての基礎知識を載せています。少しでも役立つ情報「調べて善かった」となるような情報になれば幸いです。
FXとは？何なのか、FXの取引の仕組みや始めるにあたってどれぐらいの資金が必要なのか、なぜ利益が出るのかなど、FXをこれから始める方に「FXについての基礎知識」をわかりやすく解説していきます！
FXとは？-FXについて
FXとは、「外国為替」を英語で「Foreign Exchange」（フォーリン・エクスチェンジ）といい、これが「Forex」（フォレックス）に略され、それを更に略くされた略称になります。
FXは「外国為替取引」の意味ですが、最近では「外国為替証拠金取引」を指し示すものとして一般的な言葉になっています。
FXで取引されているのは、お金とお金の交換になります。この交換を為替といい、世界中にある通貨を「買いたい」あるいは「売りたい」といった人たちの動向により、為替レートが常に変動しています。FXでは、この為替レートの変動を利用し、差益を得ることができるのです。
「外国為替取引」と「外国為替証拠金取引」の2つの取引が出てきましたが、簡単に違う点を上げると外国為替取引を「証拠金」で取引するかどうかという点になります。まず「外国為替取引」とはどういうものなのかを解説していきます。
FXは、よくわからないけど「外国為替証拠金取引」のことなんだね。
ひとことで言うと「通貨同士の売買による差益を狙う取引」のことね。
FXとは？- 外国為替取引とは
外国為替取引とはなにか、簡単に解説していきます。
例えば、海外旅行に出かけるとした場合、まず円をその旅行先の国の通貨に両替する必要があります。アメリカであればドルですので、日本の銀行で円をドルに両替します。この円とドルを両替する行為を「外国為替取引」といいます。
外貨を安い時に買い、高くなったら売ることで、その差額が利益になります。これが外国為替取引で利益を得る基本的な方法になります。では、どういうことか例を挙げてみましょう。
まず、日本からアメリカへ旅行に行く前に、円をドルに両替してみましょう。
- 為替レートが、「1ドル＝100円」と仮定する。
- 旅行先で必要な金額が、10,000ドルとする。
必要なドル×レート＝両替に必要な円
10,000ドル×100円 ＝100万円
10,000ドルに両替するには、100万円が必要になります。ですから、100万円があれば10,000ドルに両替することができるということです。
1ドル＝100円の為替レートであれば、10,000ドルに両替するには、100万円が必要になるんだね。
そう！だから、100万円があれば10,000ドルに両替することができるということよ。
次に、アメリカから日本へ帰ってきた際に、ドルを円に両替してみましょう。
- 為替レートが「1ドル＝110円」と仮定する。
- 旅行先からの残金額が、10,000ドルとする。
残金額 ×レート＝両替後の金額
10,000ドル×110 ＝110万円
為替レートが「1ドル＝100円」から「1ドル＝110円」になることで、10万円の得をすることになります。反対に「1ドル＝90円」になっていれば、10万円の損をすることになるのがわかります。
「為替レート」が違うだけで得にも損にもなるんだね。
だから、「安い時に買って高い時に売ること」で利益が出るのね。
FXとは？-外国為替証拠金取引とは
FX（外国為替証拠金取引）とは、上記で解説しました外国為替取引を「証拠金」で行う取引です。
「証拠金」とは、取引をする際にFX会社に預ける「担保金」のようなものです。
FXは、決済（反対売買）することを約束された「差金決済」という決済方法を採用した取引になります。そのため、総取引額の現金の受渡しは必要ではなく、売買の損益の受渡しのみで取引が完結してしまいます。
例えば、USD/JPY（米ドル/円）が1ドル＝100円のときに10,000ドルの取引をするとして、本来であれば10,000ドル×100円＝100万円がなければ10,000ドルを手にすることはできません。
ただ、FXは差金決済を採用した「証拠金取引」ですので、日本の国内FX業者であれば100万円の4パーセントの証拠金（40,000円）を預けるだけで、100万円＝10,000ドル分の取引をすることができるのです。
取引金額 ×取引レート＝総取引金額
10,000ドル× 100円 ＝1,000,000円
総取引金額 ×必要最低証拠金割合＝必要最低証拠金
1,000,000円 × 4％ ＝40,000円
もし、10万円の損失が発生すれば、預けている証拠金から差引かれますし、逆に10万円の利益が出た場合は預けている証拠金に加算されます。
証拠金で取引が出来るFXは、レバレッジの取引により資金効率がよく、少額の資金で大きな取引ができます。「レバレッジ25倍」というのは、「証拠金に対して総取引額が25倍」を指しています。
レバレッジの取引はすごいんだね。
「レバレッジ」は「てこの原理」のことで、少額の資金で大きな取引ができるのよ。
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FXとは？-FXを始めるにはどれくらいの資金が必要なのか
FXを始めるには、実際にどれぐらいの資金が必要なのか解説していきます。
FXでは、取引単位のことを「通貨」や「ロット」などと呼びます。日本の国内FXの場合は、10,000通貨が基本的な取引単位になり、「10,000通貨＝1ロット」になりまが、海外FXでは基本的に「100,000通貨＝1ロット」になります。
例えば、USD/JPY（米ドル/円）が1ドル＝100円のときであれば、「1通貨＝1米ドル=100円」ですので、「10,000通貨＝10,000米ドル＝1,000,000円」が必要になりますが、上記で解説しましたレバレッジによる取引で、少額の資金でFXを始めることができます。
FX業者により最低取引通貨が違いますが、1通貨から取引できる取引業者もあります。そのため、100円以下の証拠金で始めることも可能です。
1通貨から取引できるFX業者があるんだね。
そうね。ただ、1通貨だと少額の取引だから、その分利益も少額なのよ。だからレバレッジが重要なポイントになるわね！
FXとは？-FXの取引できる時間帯について
FX（外国為替証拠金取引）は、基本的には土日を除き24時間取引が可能です。
外国為替取引の特徴のひとつに、いつでもどこでも取引が可能な点があります。世界中の主要都市に外国為替市場が存在し、外国為替取引は電話やインターネットを介して「買いたい人」と「売りたい人」の個々に取引を成立させる方法の「相対取引」で全世界がひとつの市場を形成しているため、どこかの国や地域で販売したい金融機関が取引をしている限り時間に関わらず取引が成立するので、いつでも取引に参加することが可能です。
その中で、同時刻で同通貨ペアの取引でも、その成立価格は個々の取引によって違うため、為替レートは取引会社により異なることがありますので覚えといてください。
まとめると、外国為替は土曜日、日曜日と1月1日以外の日は基本的に常に取引がされており、FXも24時間取引ができるため、FXの取引をする様々の方のライフスタイルに合わせて取引することが可能なのです。
※メンテナンス時間は取引ができませんのでご注意ください。
世界中に外国為替市場が存在するんだね！
24時間取引ができるから、例えば仕事が忙しくても移動時間や帰宅時間などのちょっとした合間時間で取引が簡単にできちゃうのよ！
FXとは？-FXは利益をどういう方法で出すのか
FXで取引をするにしてもどういう方法で利益を出すのか知らないと、FXを始めるにも利益の出し方が分りません。ですので、ここでは利益を出す方法が3つありますので、少し具体的に解説していきます。
- 通貨を買いから売りで利益を出す方法
- 通貨を売りから買い戻しで利益を出す方法
- スワップポイントで利益を出す方法
以上、3つあります。
それでは、1から順番に見ていきましょう。
FXとは？-1.為替差益-通貨を買いから売りで利益を出す方法
FX取引の利益を得る最大のチャンスは、価格の変動による為替差益を狙う取引になります。その一つ目の「買いから売りで利益を出す方法」は、通貨の売買での「安く買い」から「高く売り」がポイントになります。これは株式投資などとその基本は同じです。
例えば、「1ドル＝100円」が「1ドル＝110円」に「円安になりそうだなぁ」という時に利益を出す方法になります。下記に例を挙げ解説していきます。
例えば、「100万円」を為替レートが「1ドル=100円」の時に、「10,000ドル」を買うとします。そして、為替レートが「1ドル＝110円」になったので、「10,000ドル」を売り（決済する）利益を確定させた場合、下記の利益になります。
110円×10,000ドル＝110万円
110万円ー100万円＝100,000円
為替レートが「10円」価格が変動したことで、10万円の為替差益の利益を得ることができました。
次は上記の取引を、違う単語を使い説明してみます。
例えば、「証拠金100万円」を「USD/JPY」為替レートが「1ドル＝100円」の時に、「レバレッジ1倍」で「10,000通貨」を買うとします。そして、為替レートが「1ドル=110円」になったので、「10,000通貨」を売り（決済する）利益を確定させた場合、10万円の利益になります。
意味としては、分かっていただけたでしょうか。通貨とレバレッジの単語を使いましたが、内容としては一緒の内容になります。
「FXを始めるにはどれくらいの資金が必要なのか」でも少し説明しましたが、通貨とレバレッジを簡単におさらいしておきます。
為替レート「1ドル＝100円」の場合
1ドル＝1通貨
10,000ドル＝10,000通貨
10,000通貨÷証拠金100万円＝1
1＝レバレッジ1倍
他に上記のレートで例を挙げますと、
10,000通貨÷証拠金20万円＝レバレッジ5倍
10,000通貨÷証拠金1万円＝レバレッジ100倍
10,000通貨÷証拠金1,000円＝レバレッジ1,000倍
為替レート「1ドル＝120円」の場合
1ドル＝1通貨
10,000ドル＝10,000通貨
10,000通貨÷証拠金120万円＝1
1＝レバレッジ1倍
10,000通貨÷証拠金20万円＝レバレッジ6倍
10,000通貨÷証拠金1万円＝レバレッジ120倍
10,000通貨÷証拠金1万円＝レバレッジ1,200倍
これが「買いから売りで利益を出す方法」になります。今回の例であれば、証拠金100万円で10万円の利益でしたが、必ず証拠金100万円が必要ではなく「レバレッジ」を活用することで、少ない資金でも大きな利益が生み出せるということを伝えたかったです。ただ、維持率の問題もあるので証拠金はチャンスを逃さないためにも多い方がいいです。
できるだけ安く多く買って、できるだけ高く多く売ればいいんだね。
多くはいいんだけど、ロット数を上げすぎると「証拠金維持率」が心配ね！
各取引業者によってロスカット率が違うから気を付けないとね。
FXとは？-2.為替差益-通貨を売りから買い戻しで利益を出す方法
FX取引の利益を得る最大のチャンスは、価格の変動による為替差益を狙う取引になります。
反対に、その二つ目の「売りから買いで利益を出す方法」は、通貨の売買での「高く売り」から「安く買い戻す」がポイントになります。これは株式投資の信用取引の売りなどとその基本は同じです。
FXは、売りからでも取引を始めることができ、利益を出すこともできます。例えば、「1ドル＝110円」が「1ドル＝100円」に「円高になりそうだなぁ」という時に利益を出す方法になります。では、下記に例を挙げ解説していきます。
例えば、「100万円」を為替レートが「1ドル=110円」の時に、「10,000ドル」を売るとします。そして、為替レートが「1ドル＝100円」になったので、「10,000ドル」を買い戻し（決済する）利益を確定させた場合、下記の利益になります。
110円×10,000ドル＝110万円
110万円ー100万円＝100,000円
為替レートが「10円」価格が変動したことで、買いから売りの方法と同じ10万円の為替差益の利益を得ることができました。
売りからの注文もできるので、売りからの買い戻しで利益を得ることができます。これが「売りから買い戻しで利益を得る方法」になります。
売りからの注文もできるんだね。
だから、どんな相場になろうと価格が上がろうが下がろうが、買いからでも売りからでも両方から利益を得ることができるのよ。
FXとは？-3.スワップポイントで利益を出す方法
FXには、先ほど解説した「買いから売りで利益を出す方法」と「売りから買い戻しで利益を出す方法」の価格の変動による為替差益の他に、もうひとつ大きな利益を得るチャンスがあります。それが「スワップポイントによる利益を出す方法」です。
FXの取引では、異なる2つの国の通貨の交換を行うと同時に金利の交換が行われます。 各国の金利は異なるため、その差額を調整する必要があり、その金利差調整額がスワップポイントです。高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売った場合に、そのポジションを翌営業日に持ち越し（ロールオーバー）することで、スワップポイントを受取ることができます。
どういうことか例を挙げて解説していきます。
例えば、USD/JPYが1米ドル＝100円の時に10,000通貨を買い（米ドルを買い、円を売る）、金利差が1.5％の場合、1日に45円のスワップポイントを受取ることができます。
反対に、10,000通貨を売る（米ドルを売り、円を買い）場合、1日に77円のスワップポイントの支払いが発生します。
仮にUSD/JPYを10,000通貨の買いで1年間保有すると、
45円×365日＝16,425円
1日ではわずかな額ではありますが、1年間を持越すことで約16,000円程になります。
金利差
アメリカ合衆国1.4％ － 日本-0.1％ ＝ 金利差1.5％
簡単にまとめると、
高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ると、スワップポイントが受取れる。
低金利の通貨を買い、高金利の通貨を売ると、スワップポイントを支払う。
これが「スワップポイントで利益を出す方法」になります。
スワップポイントは、毎日発生するんだね。
簡単そうだけど、多額の資金がないとできなさそうだよね。
少額の資金でも、レバレッジがあるから問題ないわよ。
もっと言えば、1日中も保有している必要がなくて、スワップポイントが発生するタイミングに保有していればいいのよね。
FXとは？-FXのリスクについて
FX（外国為替証拠金取引）とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。
FXの取引をする上で、レバレッジが高ければ高いほど、相場が思惑通りに進んだ場合には大きなリターンが期待できますが、思惑の反対方向に進んだ場合には、多額の損失が出るリスクがあります。
スワップポイントは各国の金利政策に合わせて予告なく変更されます。
また、各国の金利差が逆転した場合、スワップポイントの受取りから支払いに転じることがあります。
取引を始める前には、十分に仕組みやリスクを理解し、取引をする必要があります。
各FX業者のサイトなどにもFXについての取引の注意事項やリスクなどが記載されていますので、取引する前に必ずご覧になって下さい。
FXとは？-まとめ
当記事では、FXを始める際に調べて知った内容のFXとは？何なのか、FXの取引の仕組みや始めるにあたってどれぐらいの資金が必要なのか、なぜ利益が出るのか、レバレッジのことなど、FXをこれから始める方に「FXについての基礎知識」を画像を交えながら解説してきました。
最後にまとめを箇条書きにしておくので参考にしてください。
- FXとは、外国為替証拠金取引のことである。
- FXは、24時間取引ができる。
- FXは、少額で始められる。
- FXは、レバレッジにより、少額で大きな取引ができる。
- FXは、為替差益により利益が生まれる。
- FXの取引では、買いからでも売りからでも利益が生まれる。
- FXは、スワップポイントを受取れる。
- FXには、リターンもリスクもあることを知っておく。
少しでも役立つ情報「調べて善かった」となるような情報になっていれば幸いです。
